新興国株投資を始めよう!

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投資情報

最終更新日 2022年3月16日

こんにちは、バナピンです。

今回は、このサイトのタイトルにもなっている 新興国株 についてご紹介したいと思います!

この記事では主に、

  • 新興国株に注目する理由
  • 新興国株に投資するメリット・デメリット
  • フィリピン株が熱い理由

について書いていきたいと思います。

新興国株・フィリピン株 に興味のある方は是非最後までご覧ください!

新興国とは?

新興国とは、 経済的・政治的・軍事的 に発達が急速に進んでいる国のことを指します。

その反面、 経済的・政治的・軍事的 に問題を抱えていることが多いです。

新興国 と言っても、経済規模や人口などの数字で明確な基準が決められている訳ではありません。

ここでは、 一般的に新興国と言われている国 を対象として進めていきたいと思います。

少し前に話題になったBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国ASEAN加盟国(インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ブルネイ・ベトナム・ラオス・ミャンマー・カンボジアなどが代表的な新興国と言われています。

BRICs とは、今後著しい成長が見込まれる新興国の ブラジル・インド・中国・南アフリカ の頭文字から取ったもので、2001年米国の証券会社”ゴールドマン・サックス”によって名付けられたものです。

Cflm001 (トーク) – 投稿者自身による作品 このファイルの派生元: BRICS.pngby User:João Felipe C.S on 2006-11-25. Released under {{PD-self}}, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6615692による

ASEAN とは、1967年の「バンコク宣言」で設立された 東南アジア諸国連合 の英語略で、加盟国は インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ブルネイ・ベトナム・ラオス・ミャンマー・カンボジアの計10か国です。

wikipediaより引用 作者 – Addicted04 – 投稿者自身による作品この地図は Generic Mapping Tools: https://generic-mapping-tools.org/ で作られました。起伏情報には CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=8008332による

ちなみに、シンガポールとブルネイは世界銀行グループの位置づけでは既に先進国の仲間入りをしています。

中国は世界2位の経済大国ですが、未だに先進国の仲間入りを果たすことなく中国自身も自国を発展途上国と称しています。

また、中国は人口が多いことから一人当たりのGDPが先進国の水準に追い付いていないため新興国として扱うべきでしょう。

新興国株に注目する理由!

なぜ 新興国株 に注目するのか?

既に世界的なブームは過ぎ去っていて、外国株では米国株に注目が集まっている今なぜわざわざ新興国株に投資をするのか?疑問に思う方が多いと思います・・・

私が新興国株に魅力を感じるポイントは大きく3つです。

  • 人口が増加している
  • 経済成長率が高い
  • インフラが未整備の地域が多い

一つ一つ説明していきたいと思います。

※新興国に投資する方法は、 債券・株式・不動産 など複数ありますが、今回は 株式 に焦点を絞って話を進めていきます。

人口が増加している

経済にとって人口は重要な要素で、特に15歳以上の就業者と失業者の合計を指す 労働力人口 は経済発展に欠かせないといっても過言ではありません。

日本では人口が減少し、 少子高齢化 が加速しています。

少子高齢化が進むと、労働力人口=働く人 が減少し経済の大幅な成長が見込めなくなります。

これは、単純に労働者が少なくなり 物の生産総数が減少する だけではなく、食品や生活必需品を始めとした商品やサービスの消費が減少するからです。

つまり、 需要と供給は人口に左右される ということです。

IMFデータベースより筆者が作成

上記のグラフはIMF(国際通貨基金)のデータベースに公開されている新興国各国と日本の総人口の推移をグラフで表したものです。

日本は 右肩下がり に推移している反面、新興国各国は 右肩上がり に推移しています。

国ごとに見ると、人口推移の差が分かりやすいです。

IMFデータベースより筆者が作成

日本のグラフを見てみると、既に人口減少が進んでいることが分かります。

日本とは対照的に、 新興国の人口は右肩上がりに推移 していることが一目瞭然です。

特に東南アジアの フィリピン と マレーシア は綺麗な右肩上がりで、順調に人口が上昇していることが分かります。

経済成長率が高い

経済成長率とは GDP(国内総生産)の伸び率のことを意味します。

GDP(国内総生産)(以下GDP)とは、一定期間内に国内で産出されたモノやサービスの付加価値の総額です。

”国内で産出された” ものが対象で、”国外で産出した付加価値” は対象になりません。

GDPはその国の国内の 景気動向や経済成長を測るモノサシ として用いられます。

下のグラフは 先進国のG7 と アジア新興国 の名目GDPの推移をグラフにしたものです。

IMFデータベースより筆者が作成

GDPには 名目 と 実質 がありますが、名目GDP は産出された付加価値を単純に合計した総額実質GDP は名目GDPから物価の変動(インフレ率)による影響を取り除いたものです。

アジア新興国のGDPが2000年過ぎから大きく上昇し始め、2021年には2000年の先進国の水準まで成長していることから、先進国の20年遅れで成長していると考えることが出来ます。

先進国を追い越す可能性は低いですが、 産業技術 ・ IT ・ 医療 が進歩した現代では20年前より速い速度で成長していくことが予測できます。

GDPを人口で割った 一人当たりGDP のグラフも順調に推移しているのが分かります。

IMFデータベースより筆者が作成

しかし、国全体の 名目GDP の成長と比べると、成長が緩やかです。

大きく分けて ”経済が成長するのと同時に人口も増加している” ・ ”都市と地方で貧富の格差が進んでいる” の2つの理由が考えられます。

前者は今後も経済が順調に成長していくことが予測できますが、後者の場合は経済の成長にとって大きな弊害となります。

また、貧富の格差が拡大していくと、一定の所得水準で成長が衰えてしまう ”中所得国の罠” に陥る原因の一つにもなります。

新興国の成長を測るうえで、 一人当たりGDP の推移も見落とせません!

インフラが未整備の地域が多い

インフラとは インフラストラクチャー の略で、日本では 社会基盤・経済基盤 と訳されることが多く、 国民の福祉と経済の発展に必要な公共施設 を指します。

主なインフラは下記の通りです。

  • 道路
  • 鉄道
  • 上下水道、電気、ガス
  • ダム
  • 電話、通信(インターネット)回線
  • 学校
  • 病院

インフラを整備することで フロー効果 と ストック効果 の2つの効果が生まれます。

フロー効果とは、生産や消費、雇用といった短期的な経済効果のこと。

ストック効果とは、整備されたインフラを中心に新たな経済活動が発生し、中長期にわたって得られる継続的な経済効果のこと。

下記の図は、インフラ整備の効果について国土交通省が公表している資料です。

国土交通省 作成 https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/stock/index.html 引用

フロー効果とストック効果については、道路開発を例にすると下記のイメージになります。

筆者が作成

インフラ = 基盤 を整備することで、それを土台として様々な 相乗効果 が期待できます。

一言でまとめると、 インフラ整備 = 経済発展 ということです!

フィリピン株が熱い理由!

ここまで 新興国株投資の魅力 について様々な角度からお伝えしてきました。

少しは新興国株に興味を持って頂けたと思います。。。

では新興国のどの国に投資するのが良いのか?

結論から言うと フィリピン株 が投資対象として優れています!

なぜなら新興国の魅力である 人口 ・ GDP ・ インフラ整備 すべてを満たしていて、尚且つ 他の新興国よりも優れている からです。

フィリピンの人口増加状況

経済の発展には人口、特に 労働力人口 が必要であるとお伝えしました。

この 労働力人口 が今後どのように推移していくかは、人口を年齢別に集計した 人口ピラミッド を見ることである程度推測できます。

人口ピラミッドには 富士山型 ・ つりがね型 ・ つぼ型 の3種類あり、富士山型 → つりがね型 → つぼ型 の順で少子高齢化が進行していきます。

下の図はフィリピンの人口ピラミッドです。(2020年現在)

国連データベースより筆者が作成

フィリピンは 典型的な富士山型 で、医療や生活環境が満足ではなく子供の死亡率が高い発展途上国に多い形です。

今後 インフラ整備・医療技術の向上・生活環境の向上 が進めば、子供の死亡率が低下し、労働力人口が増加し、安定的な つりがね型 に変化していくと予想されます。

労働力人口が増加していく時期のことを、 人口ボーナス期 と呼んだりもします。

つまり、これからが一番の成長期になる可能性が高いということです。

一方、日本と他の発展途上国を見てみましょう。

国連データベースより筆者が作成

日本は既に少子高齢化の典型的な形である つぼ型 であることが分かり、少子化を改善しなければ高齢化が進み、経済活動が衰退していくことが懸念されます。

他の発展途上国は、比較的つりがね型に近く人口の安定期に突入する若しくはしていると考えられます。

つまり 富士山型 = これから労働力人口が増える フィリピンの人口ピラミッドが一番 今後の成長の可能性が高い と言えます!

無論、人口だけが全てではないのでつりがね型になったからと言って成長が止まる訳ではなく、一つの判断材料として見てください!

フィリピンのGDP成長状況

GDPはその国の経済状況を知るための最もシンプルで分かりやすい指標の一つです。

各国の 実質GDPを折れ線グラフ 、 前年度比を棒グラフ でまとめてみました。

実質GDP は単純にGDPの金額ですので、右肩上がりに伸びていくことが理想的です。

前年度比 は前年に比べてどれくらい変化があったかを示しているので、毎年ムラなく一定の割合で成長していくことが理想的です。

まずはフィリピンです。

IMFデータベースより筆者が作成

2020年は新型コロナウイルスの影響で大幅なマイナス成長になっていますが、2012年から毎年6%程で成長していることが分かり、今後も6%程で成長していくことが予想されています。

一方、日本と他の発展途上国は下記の通りです。

IMFデータベースより筆者が作成

日本は1990年を境に安定した成長が終わっていて、これから先も大きな成長は見込めません。

ベトナムとマレーシアは安定した成長が予想されていますが、成長の幅に少しムラがあるように感じます。タイは日本と同じような状態に陥っています。

フィリピンが ずば抜けて良い というわけではありませんがより理想的な条件を追い求めるとフィリピンが最有力候補になります。

フィリピン国内のインフラ整備状況

フィリピンの現大統領 ドゥテルテ政権 では、2016年から2022年までの6年間で日本円で約17兆円をかけて首都圏の交通網や空港などのインフラを整備する大規模なインフラ整備計画 ”ビルド・ビルド・ビルド” プロジェクトが進行しています。

フィリピンでは2022年5月に大統領選挙が行われますが、1期6年が限度でそれ以上大統領を継続することが出来ないフィリピンでは、今回の選挙で新大統領を迎えることになります。

新大統領政権になると ”ビルド・ビルド・ビルド” プロジェクトが打ち切られる可能性がありますが、フィリピン社会経済企画庁によると、現段階では継続実施が見込まれているということです。

今後のインフラ整備については、新大統領政権の政策に左右される部分も大きいため、今後の予測をすることが困難ですが、現ドゥテルテ政権の方向性を引き継いでいけばインフラ整備に積極的な投資が行われることが期待できます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は新興国株の魅力について、グラフなどを用いてお伝えしました。

新興国株には先進国には無い魅力がたくさん詰まっていますが、その反面リスクも大きいです。

次回は新興国株投資におけるデメリットや注意点などを記事にしたいと思いますので、気になる方は楽しみに待っていて下さいm(_ _”m)

これからフィリピン株投資を始めようと検討している方は、フィリピン証券会社の AB Capital証券 の口座開設についてこちらの記事で解説していますので是非ご覧下さい!

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