こんにちは、バナピンです。
いきなりですが、フィリピン株投資家の皆さんはどのようなサイトやツールを
使用してフィリピン株の分析をしていますか?
といっても・・・なかなかフィリピン株に関するサイトやツールって無いんですよね💦
そこで今回は、フィリピン株ツールの【インベスタグラム】について、
徹底解説していきます!
※以後Google chromeのブラウザ翻訳機能を使用して解説していきます。
【インベスタグラム】とは?
【インベスタグラム】はフィリピン株を含む世界市場に対応した
分析ツール・教育プラットフォームです。
全ての人が経済的成功を達成できるように支援することを目的に、
2015年にサービスを開始。
100万人を超えるフィリピン人に利用されてきました。
登録は無料。無料でも多くの機能を利用できます。
インベスタプライム等の有料プランに加入することで、
すべてのサービスを利用することができるようになります。
機能一覧
無料版・有料版含めて、【インベスタグラム】で提供されているサービスは以下の通りです。
プロスクリーナー | テクニカル指標での条件を指定して銘柄をスクリーニングできます |
ウォッチャー | ウォッチリストを作成できます |
ポートフォリオ | ポートフォリオを作成できます |
分析 | 様々なツールを1つにまとめた機能 |
チャート | 描画機能付きのチャート。 |
外国からの流入 | 海外投資家の比率や売買金額を確認できます。 |
大学 | 初心者~上級者向けの教育教材。 |
ジャーナル | ポートフォリオよりも高度な取引管理ツール |
ストックジョッキー | ブローカーの動向を見れます。 |
電卓 | 様々な機能の電卓が利用可能 |
バックテスト | 過去のチャートを基に取引戦略のテストができます |
ターミナル | 全ての株式の様々な指標が一覧で表示できます。 |
料金プランと機能
無料でも十分便利な機能を利用できますが、
有料プランに加入するとより多くの機能を利用できます。
有料プランには【プライム】【プライム+】【プライム・エリート】の3種類があります。
それぞれの価格と利用可能機能の比較は下記のとおりです。
2024/03/26時点 | プライム | プライム+ | プライム・エリート |
1ヶ月 | 349ペソ | 599ペソ | 999ペソ |
3ヶ月 | 336ペソ/月 1008ペソ/合計 | 574ペソ/月 1722ペソ/合計 | 949.67ペソ/月 2849ペソ/合計 |
6ヶ月 | 324ペソ/月 1944ペソ/合計 | 554ペソ/月 3324ペソ/合計 | 866.5ペソ/月 5199ペソ/合計 |
1年 | 299ペソ/月 3588ペソ/合計 | 499ペソ/月 5988ペソ/月 | 833.25ペソ/月 9999ペソ/合計 |
長期間の購入で1ヶ月あたりの負担額が安くなります。
しかし、支払いは期間分一括前払い・途中解約による返金なしですので注意が必要です。
例)プライム1年プランを購入の場合 → 3588ペソ一括前払い。
まずは無料登録!
ここでは無料登録について解説していきます。
まずは【インベスタグラム】にアクセス。
【始めましょう】からログインで使用するアカウントを選択します。
既存のGoogleもしくはFacebookアカウントで登録することもできます。
今回は【サインアップ】から新規アカウントを作成していきます。
【ファーストネーム(名前)】【苗字】【メールアドレス】【パスワード】を入力。
【サインアップ】で登録します。
登録が完了すると、【アクティベーションコード】が書かれたメールが届きます。
ログインしてアカウントを有効化します。
ログイン後→【設定】を開きます。
【電子メールアドレス】の【アクティベーションコード】を入力。
【提出】で有効化します。
【メールアドレスが正常に更新されました】と表示されれば完了です。
アクティベーションコードの有効期限が過ぎてしまった場合や、メールが届かない場合は
【検証のリクエスト】でもう一度アクティベーションコードのメールをリクエストできます。
本人認証
本人認証を行わなくても、無料機能を利用することができます。
以下の場合は本人認証が必要になります
- 有料プランを検討している
- ログインボーナスによる特典を利用する
※ログインボーナスについては後述します。
【右上アイコン】から【設定】→①【アカウント】を選択。
②【身元の証明】の【開ける】を選択します。
【アップロードID】を選択すると入力画面へ移ります。
①発行国 | 日本 |
②識別タイプ | パスポート |
③識別番号 | パスポート番号 |
④有効期限 | パスポートの有効期限を西暦で入力します。 |
⑤IDカードをアップロード | パスポートの画像を撮影。 アップロードします。 ※2枚とも同じ画像でOKです。 |
⑥名前 | パスポート表記と同じ ローマ字で入力します。 |
⑦性別 | パスポート記載の性別を選択。 |
⑧誕生日 | 生年月日を西暦で入力します。 |
すべての入力が完了したら、
⑨【アップロード】で提出します。
【正常に送信されました。】のメッセージが表示されれば、提出完了です!
【右上アイコン】から【アカウント名】を選択し、
アカウント名の右側に【✅】がついていれば認証完了です。
基本機能
ここでは、無料でも利用できる基本的な機能について紹介します。
より高度な機能や有料プランについては今後別記事で紹介する予定です。
今回紹介する機能はこちらです。
- デフォルトマーケット設定
- 個別株情報
- SNS機能
- ジェム(ログインボーナス)
デフォルトマーケット設定
【インベスタグラム】はフィリピン株のみならず、
米国株や暗号通貨に関する情報も提供されています。
【デフォルトマーケット】を【フィリピン株】に
設定することで、スムーズにアクセス可能になります。
【右上アイコン】から【設定】→①【アカウント】を選択。
【デフォルトマーケット】の②【▼】から
③【PSE・フィリピン証券取引所】を選択。
初期画面が【フィリピン株】に設定されました。
個別株情報
ここでは、最も使用する機能である【個別株情報】への
アクセス方法やデータの見方について説明します。
ホーム画面右上の
①【🔍検索窓】にティッカーコードか企業名を英語で入力します。
②検索結果より【企業名】を選択します。
概要
ここでは主なデータを1画面で確認できます。
株価 | 取引時間内の株価です。 有料版・・・リアルタイム 無料版・・・15分遅延 |
値幅 | 当日・52週の値幅を確認できます。 |
取引情報 | 始値・終値・出来高・PER・外国人購入額・時価総額 それぞれ確認できます。 |
各種株式報 | 各種株式情報の目次です。 ※各項目については後述します。 |
チャート | Trading Viewのチャートを見れます。 インジケーター等も使用できます。 |
SNS | 銘柄に関するSNSの投稿を見れます。 (現地の人が投稿していますので、英語よりタガログ語がほとんどです。) |
基本
ここでは基本的なデータや指標を確認できます。
それぞれの項目ごと解説します。
収益性
損益計算書 | 【収益】・【純利益】・【利益率】 直近4四半期分を確認できます。 |
ROEとEPS | 【ROE(自己資本利益率)】・・・ 自己資本=株主が出資したお金を元手に、どれだけ利益を得たかを表した指標です。 ROEが高い企業ほど効率的に利益を上げていると言えますが、 借金などの負債は考慮されていません。 【EPS(一株当たり利益)】・・・ 純利益を発行株式総数で割った値です。 どちらも直近4期分を確認できます。 |
主な決算内容を確認できます。
損益計算書は四半期ごと、ROEとEPSは年度ごとの値ですので
比較する際は注意が必要です。
評価
株価収益率 | 【株価収益率(PER)】・・・ 株価が利益に対して割高なのか割安なのかを判断する指標。 一株当たり利益の何倍かを示している。 低い=割安、高い=割高 約2年半の推移を確認できます。 |
評価比率 【株価収益率(PER)】 | 独自の基準で評価しています。 13未満 ・・・低い 13~18.99・・・平均的 19以上 ・・・高い |
評価比率 【株価純資産倍率(P/B Ratio)】 | 【株価純資産倍率(P/B Ratio)】・・・ 株価が純資産に対して割高なのか割安なのかを判断する指標。 PBRとも呼ばれている。 一株当たり純資産の何倍かを示している。 独自の基準で評価しています。 0~0.99・・・低い 1~2.49・・・平均的 2.49以上・・・高い |
ここでは株価が割高なのか割安なのかを判断する指標を確認できます。
評価は【インベスタグラム】独自の基準でされていますので、
低いのか高いのかを一概に判断することはできません。
あくまで参考にする程度が良いかと思います。
株価収益率の感度
株価の変化で【株価収益率(PER)】がどのように変化するかを示したものです。
流動性
貸借対照表 | 【総資産】・【負債総額】・【資産に対する負債の割合】 直近4期分確認できます。 |
流動比率 | 【流動比率(Current Ratio)】・・・ 負債が適正な範囲内であるかを判断するための指標です。 流動資産が流動負債の何倍(何%)かを表していて、 流動資産÷流動負債で計算することが出来ます。 数値が高いほうが好ましく、 1を割ると倒産の危険性が高まっていると言えます。 独自の基準で評価しています。 0~0.79・・・ 低い 0.8~1.19・・・平均的 1.2~1.99・・・高い 2.0以上・・・ 非常に高い |
負債比率 | 【負債比率(DEレシオ)】とは・・・ 企業の健全性を見る指標です。 負債が自己資本の何倍かを示しています。 負債資本倍率とも呼ばれる。 負債総額÷株主資本で計算することが出来ます。 数値が低いほうが好ましく、財務が安定していると言えます。 独自の基準で評価しています。 0~0.79・・・ 低い 0.8~1.19・・・平均的 1.2~1.99・・・高い 2.0以上・・・ 非常に高い |
【流動比率(Current Ratio)】・【負債比率(DEレシオ)】は
どの企業も同じような基準で判断することはできません。
業種や業務形態、財務状況など様々な要素を考慮して判断する必要があります。
そのため、同業他社と比較することでより参考になります。
配当金
配当利回り、配当金の支払い履歴を確認できます。
配当金が継続的に支払われているかを見ることが出来ます。
テクニカル
ここでは基本的なテクニカル指標を確認できます。
それぞれの項目ごと解説します。
テクニカル指標は株価の動きを分析する手法ですが、
個人的にはあまり信用していない指標です。
あくまで一般的な指標の見方を解説していますが、
テクニカル指標での分析を強く推奨するものではありませんので
あらかじめご了承ください。
トレンド
トレンドスナップ | 短期(20日)・中期(50日)・長期(100日) の株価のトレンドが確認できます。 |
サポート&レジスタンス | 需要と供給のラインを独自に計算して算出しています。 【サポート】 下落時に反発することが期待できる株価です。 このラインに近づくにつれて、 買いが増えることが期待されます。 【レジスタンス】 上昇時に反発することが危惧される株価です。 このラインに近づくにつれて、 売りが増えることが危惧されます。 |
移動平均と価格の差 | 移動平均(MA)と株価がどれだけ離れているかを示しています。 移動平均=過去の投資家の平均購入価格ですので、 一般的には株価が 移動平均より上・・・強い相場(過去の投資家がプラス) 移動平均より下・・・弱い相場(過去の投資家がマイナス) と分析することが出来ます。 |
ボリューム
過去と比較して、その日の取引量がどれくらいだったかを示しています。
例えば図のデータだと、過去の取引量よりも減っていることが分かります。
勢い
テクニカル指標を基に、株式が強気なのか弱気なのかを示しています。
RSI(14) | 【RSI(相対力指数)】・・・ 過去一定期間の上げ幅を基準に、 買われすぎなのか売られすぎなのかを判断する指標です。 一般的に、 0~30 ・・・売られすぎ 30~50 ・・・弱気 50~70 ・・・強気 70~100 ・・・買われすぎ とされています。 |
ADX | 【ADX(平均方向性指数)】・・・ 拡大している価格レンジの平均値を表し、トレンドの強さを示しています。 ※トレンドの方向性を示すわけではありません。 一般的に、 0~25 ・・・弱い傾向 25~50 ・・・強い傾向 50~75 ・・・非常に強い傾向 75~100 ・・・極端に強い傾向 とされています。 |
MACD | 【MACD(移動平均収束拡散)】・・・ 移動平均の進化版で、短期と中期の移動平均を用いて 買いや売りの判断に使われる指標です。 大きなトレンドを形成したときに効果的です。 |
ボラティリティ
ATR | 【ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)】・・・ 過去数日の株価の変動の度合いを測定する指標で、 ボラティリティ(変動率)の確認に使用されます。 値が大きい・・・値動きが大きい 値が小さい・・・値動きが小さい と読み取ることが出来ます。 |
ボリンジャーバンド | 【ボリンジャーバンド】・・・ 移動平均線と標準偏差で構成されていて、 価格が収まる帯(バンド)を統計学的に表す指標です。 【インベスタグラム】で確認できるボリンジャーバンドの 見方がイマイチわからなかったので、 詳しい説明はマネックス証券の解説をご覧ください。 |
ボラティリティ=変動率については、
小さいほうが安定的な銘柄とされます。
新規公開したばかりの銘柄・時価総額の小さい銘柄・株価が極端に低い銘柄
は比較的ボラティリティが高く、値動きが激しくなる傾向があります。
ニュース
その銘柄に関連するニュースを確認できます。
SECへの情報開示なども反映されますので、
定期的にチェックすることで情報の確認漏れを防ぐことが出来ます。
入札と質問
取引
直近の取引内容を確認できます。
ブローカー
その日の上位売買者の情報を確認できます。
大手機関投資家の動向を投資判断の材料とすることも可能です。
特にその銘柄の上位株主が大きく動いた場合は、
慎重に状況を判断する必要があります。
過去データ
過去の売買データを確認できます。
特に取引量と外国人の売買量は、その銘柄の需要を判断する際に
参考になる場合もあります。
フィリピン市場は、フィリピン国内の個人投資家の参加率が低いです。
そのため機関投資家の動きは勿論ものこと、
海外投資家の動きが相場に大きく影響する場合が多いです。
世界のフィリピンに対する評価を判断する良い材料になります。
SNS機能
投資家のつぶやきや投資家同士でコミュニケーションができる
X(旧Twitter)のような【SNS機能】があります。
自由に発信できる場なので、情報の信憑性は精査しなければなりません。
しかし、現地投資家しか知らない情報を得られる可能性もあるので
定期的にチェックしておくと良いです。
左上【社交】から【ソーシャル】を選択。
【デフォルトマーケット】を【フィリピン】に設定しておくことで、
フィリピン株関連の投稿が自動的に表示されます。
お気に入りのアカウントがあれば、フォローすることもできます。
ジェム(ログインボーナス)
毎日ログインすることで【ジェム】と呼ばれる、専用ポイントを獲得することが出来ます。
交換できる商品は少なく、交換までに多くの期間が必要になります。
やらないより少しは特典を受け取れますので、
是非地道にログインしていくことをおススメします!
【右上アイコン】から【宝石】を選択。
①ジェム残高 | 現在の保有残高を確認できます。 |
②交換可能商品 | ジェムで交換可能な商品が表示されます。 ・有料プランのお試しチケット ・イベントのアーカイブへのアクセス権 ・帽子やT-シャツなどのグッズ 等と交換することが出来ます。 ※売り切れの場合もあります。 ※有料プランのお試しは最初の1回しか利用できません。 |
③ログインボーナス | 毎日の定量ボーナスが受け取れます。 |
④スピンルーレット | ルーレットで様々な特典が受け取れます。 |
③ログインボーナス
毎日ログインすることで、一定のジェムがもらえます。
日本時間・午前1時にリセットされます。
毎日ログインすると、30日で460ジェム獲得できます。
ログインしない日があると、継続日数はリセットされます。
7日毎と30日毎のボーナスが大きいので、
ログイン忘れをしないように注意したいです。
④スピンルーレット
毎日1回ルーレットを回すことが出来ます。
- 最大10000ジェム
- android phone
- 有料プランへのアクセス権
など様々な特典が当たるチャンスがあります。
(3ヶ月ほど回していますが、最大で100ジェムしか当たったことはありません・・・)
まとめ
今回はフィリピン株の総合情報サイト【インベスタグラム】について解説しました。
有料プラン含めてまだまだたくさんの機能があります。
今後様々な機能を紹介できたらと思っています!
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント
記事を拝見させて頂きました。
非常に参考になりました。
わからないことが出ましたならば、
わかる範囲で教えて頂ければ幸いです。
とりあえず感謝を込めて御挨拶。